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【処女喪失・撮影】嫌と言えない遥が、カタログ撮影の代役で初めてを撮られる:END(上に乗って映る初めて)
湊はカメラを三脚に据え、ベッドの全体が入る角度に合わせた。それから、映像の出るモニターをベッドの脇に寄せる。遥は湊の胸を手のひらでそっと押した。湊が察して仰向けになり、遥はその腰を跨いだ。モニターに、跨った自分の姿が映った。
上から見下ろす湊の身体は、さっきまでとはまるで違って見えた。避妊具に包まれたものが、遥の脚の間のすぐ下で、まっすぐに上を向いていた。遥は膝立ちのまま、それを片手でそっと握った。熱かった。どくん、と手のひらの中で脈打った。
自分の速さで、と湊が言った。痛かったら、いつでも止まっていい。遥は頷き、握ったものの先端を、自分の入口へ導いた。モニターの中で、先端が入口に触れるのが見えた。カメラは、真横から遥の身体の線を撮り続けていた。
跨った脚の内側が、小さく震えていた。昼間、背景紙の前で膝を開いたときと同じ震えだった。あのときは、言われたから開いた。今は、自分で跨っている。同じ震えなのに、その意味はまるで違っていた。
遥は息を吐き、腰をほんの少しだけ沈めた。入口が、先端に押し広げられる。焼けるような熱さに、遥は腰を止めた。モニターの中の女も、腰を浮かせたまま震えていた。遥はもう一度息を吐き、また少しだけ沈めた。
先端が、入口の輪をくぐった。ぬるり、と中へ沈む。遥の膝ががくりと揺れた。湊の手が遥の腰に添えられ、支えた。押し込まない。ただ、倒れないように支えるだけだった。遥はモニターの中の、繋がり始めた場所を見つめた。
入口が、先端の形にぴったりと吸いついていた。広げられた縁が、白く張り詰めているのが画面越しにも分かった。遥は唇を噛み、腰を浮かせたまま、身体が慣れるのを待った。濡れやすい身体が、少しずつ熱を溢れさせ、先端を包み込んでいった。
「……はいって、きた……」
少しずつ、遥は自分の重さを預けていった。中が押し広げられ、奥へ道ができていく。途中で、先がこつんと行き止まりに触れた。遥の全身が強張った。この先には、まだ誰も来たことがない。湊は動かずに、遥を見上げていた。
遥はモニターの中の自分を見た。湊の上に跨り、腰を半分まで沈めたまま、震えている女。三脚のカメラが、その全部を撮っていた。遥は湊の胸に両手をつき、目を開けたまま、膝の力を抜いた。
腰が、すとんと落ちた。身体の奥で、何かが裂けるような痛みが走った。遥は声を上げ、湊の胸に爪を立てた。モニターの中で、女の尻が、男の腰の上にぴたりと落ちていた。遥は自分の重さで、初めてを越えていた。
モニターの隅に、録画の時間が小さく表示されていた。数字が一秒ずつ進んでいく。その一秒一秒に、今の自分が刻まれている。遥は湊の胸に手をついたまま、モニターの数字と、繋がった場所の映像を、交互に見つめていた。
痛みが、奥でずきずきと脈打った。遥は湊の胸に手をついたまま、肩で息をした。湊の手が、遥の太ももを撫でていた。急がなくていい、と言われ、遥は首を振った。急いではいない。ただ、ここにいる自分を、もう少し感じていたかった。
中に、湊がいた。指よりもずっと太く、ずっと熱いものが、身体の奥にぴたりと収まっている。お腹の内側から押し上げられるような重さがあった。遥は自分の下腹に手のひらを当てた。外からは何も分からないのに、手のひらの下で、確かに何かが脈打っていた。
しばらくして、遥はゆっくりと腰を浮かせた。中から引き出される感触に、息を呑む。また沈める。奥に当たる。痛みの奥に、知らない熱が混ざり始めた。モニターの中の女の腰が、少しずつ滑らかに動き始めていた。
腰を前に倒すたびに、湊のものが中の違う場所を擦った。後ろに引くと、入口が根元を締めつける。遥は自分の身体が、どう動けば何を感じるのかを、一つずつ確かめていった。誰かに教えられるのではなく、自分の腰で。
遥は、モニターとカメラの両方に見られながら、腰を揺らした。前に倒すと、中の壁が擦れて熱くなる。見つけた場所に、何度も先端を当てる。下から伸びた湊の親指が、小さな粒を探り当てた。とろけた声が、遥の唇からこぼれた。
湊の顔が、下から遥を見上げていた。額に汗を浮かべ、唇を噛んでいる。遥が腰を沈めるたびに、湊の喉が小さく鳴った。自分の動きで、この人がこんな顔をしている。そう思うと、遥の中がまたきゅっと締まった。
モニターの中で、自分の胸が上下に揺れていた。汗で光る肌に、照明が白く反射している。遥は恥ずかしさで目を伏せかけて、やめた。三脚のカメラも、モニターも、湊の目も、全部が自分を見ている。それが、今夜は嫌ではなかった。
「見て、私、自分で、動いてる……っ」
波が、下から突き上げるように来た。遥は湊の胸に手をついたまま、背中を反らせてイった。モニターの中でも、跨った女がのけぞっていた。湊が下から遥の腰を掴み、一度だけ深く突き上げて、中で身を震わせた。
遥は湊の胸に崩れ落ちた。録画の赤いランプが、まだ灯っていた。湊がカメラを止め、SDカードを遥に渡した。遥はそれを胸に抱いたまま、しばらく動けなかった。
帰り道、終電の窓に映る自分の顔は、いつもと同じに見えた。けれど、鞄の内ポケットには、二枚のSDカードが入っていた。昼の染みと、夜の初めて。遥はポケットの上から、それをそっと押さえた。
湊は遥の背中にシーツをかけ、隣に横たわった。スタジオの照明は、もう一灯だけになっていた。遥は湊の胸に頬を乗せ、その心臓の音を聞いていた。さっきまで、この音がもっと速く打っていた。それを知っているのは、自分と、手の中のカードだけだった。
その週の金曜、遥は撮影の代役ではなく、湊のアシスタントとしてスタジオにいた。三上に頼まれた雑用を、初めて断った日だった。湊が、レフ板を持つ遥を見て、小さく笑った。
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