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【名器】声を出したら次の道具、モニター試験で初めて中でイかされる遥:END(固定されたままの名器)
真壁が、深く沈めてきた。押し広げられた脚のあいだに、真壁の腰がぴたりと重なる。奥のあの場所を、先端がまっすぐに押し上げた。遥は手首のベルトを握りしめ、声を上げた。脚を閉じられない分、真壁のものは、これまでよりもずっと深いところまで届いていた。
真壁は、遥の膝を押さえたまま、ゆっくりと腰を引いた。抜けかけたところで止まり、また奥まで沈める。一往復ごとに、遥の身体の奥が、熱く擦り上げられていく。逃げ場はなかった。どれほど深く突かれても、遥の腰はベルトに繋がれて、その場で受け止めるしかなかった。
「ふか、い……っ、奥、ずっと、当たって……」
測っている、と真壁が言った。数字を読み上げていたときの平らな声は、どこにもなかった。どこまで奥があるのか、自分のもので測っている。真壁は遥の膝を胸のほうへ押し上げ、角度を変えた。先端が、奥の壁を下から抉るように当たった。遥の視界が、真っ白に弾けた。
固定された身体は、どこにも快感を逃がせなかった。手首を引いても、ベルトが食い込むだけ。足首を引いても、脚がさらに開かれるだけ。快感はすべて、真壁のものを受け止めている一点に集まり、そこから身体じゅうへ跳ね返っていった。遥は台の上で、ただ震えていた。
真壁の手が、遥の突起に伸びた。親指の腹で、膨らんだ粒をゆっくりと転がす。中を深く突かれながら、外を撫でられる。遥の腰が浮こうとして、ベルトに引き戻された。浮けない腰の奥で、また波が膨らみ始めた。早すぎる、と遥は思った。けれど、止める方法はなかった。
縛られていなければ、きっと真壁の手を払いのけていた。そう思うと、ベルトに感謝したいような、恨みたいような、不思議な気持ちになった。払いのけられないから、受け入れるしかない。受け入れるしかないから、全部感じてしまう。
「あっ、だめ、もう、続けて……っ、イっちゃう……」
イけばいい、と真壁は言った。何度でも。真壁は親指の動きを速め、同時に、奥を突く力を強めた。遥の身体は、言われるままに頂上を越えた。中が真壁のものを締めつけ、その締めつけを、真壁はさらに奥へ突き入れることで押し返した。
痙攣の続く中を、真壁はなおも貫いた。遥は首を左右に振り、髪が台の上に散らばった。波は引かず、次の波に押し上げられ、また次の波が来る。遥は自分が何度イったのか、もう数えていなかった。数えられなかった。
真壁が、遥の身体に覆いかぶさった。汗ばんだ胸と胸が重なる。真壁の腕が、遥の頭の両脇につかれた。縛られた遥の手首のすぐ横に、真壁の手があった。真壁はその手で、ベルトの上から遥の手首を握った。ベルトと、真壁の手と。二重に、押さえつけられていた。
「主任の手、熱い……」
真壁は答えずに、遥の首筋に顔を埋めた。荒い息が、耳元にかかる。腰の動きが、少しずつ短く、速くなっていった。遥の奥で、真壁のものがさらに硬く張り詰めていく。真壁が、もう限界に近いことが、遥には分かった。三時間、我慢し続けてきた人の限界が。
遥は、自分から中を締めつけた。意識して、入口から奥へ、順番に。名器と呼ばれた身体の、その動きを、遥は初めて自分の意思で使った。真壁の身体が、びくりと震えた。真壁の喉から、押し殺した呻きが漏れた。
締めるな、と真壁がかすれた声で言った。もたない。遥は首を振った。締めるのをやめなかった。むしろ、もっと強く。縛られて、何もできない身体の、たった一つの抵抗だった。そして、たった一つの、真壁への答えだった。
「……出して、ください。私の、中に……」
真壁が、最後の数回を、深く、重く打ち込んだ。遥の手首を握る手に、力がこもった。根元まで沈んだまま、真壁の動きがふっと途切れた。遥の奥で、熱いものが脈打ちながら、何度も注ぎ込まれた。その熱を、遥は縛られたまま、奥ですべて受け止めた。
注がれる熱に押し上げられて、遥はまたイった。今度の波は、静かで、深かった。中が、真壁のものを最後の一滴まで絞り取るように、ゆっくりと締めつけた。真壁が、遥の首筋で長い息を吐いた。その息が、遥の肌を熱く濡らした。
長いあいだ、二人は動かなかった。真壁の重みが、遥の身体にかかっていた。苦しくはなかった。ベルトに繋がれた手首を、真壁の手がまだ握っていた。その手の温かさだけが、遥にとって確かなものだった。
遥は天井の照明を見上げた。三時間前、この台に初めて上がったとき、同じ照明を見つめて、恥ずかしさに耐えていた。今も、同じ照明だった。けれど、それを見上げている自分は、もうあのときの自分ではなかった。
真壁がゆっくりと身体を起こし、腰を引いた。遥の中から、真壁のものが抜けていく。抜けきった瞬間、白く濁ったものが溢れ出し、台の紙の上に広がった。脚を閉じられない遥は、それを隠すこともできなかった。真壁は、それを静かに見下ろしていた。
真壁は、まず足首のベルトを外した。それから、手首のベルトを。一つ外すたびに、ベルトの跡を指でそっとなぞった。赤くなった肌が、真壁の指の下で、じんと熱を持った。痛かったか、と真壁が聞いた。遥は首を横に振った。
「……痛くは、なかったです。ただ」
ただ、何だ、と真壁が聞いた。遥は自由になった手首を見下ろし、それから、小さな声で言った。外されたら、少し、寂しいです。真壁は何も言わなかった。代わりに、遥の手首に残ったベルトの跡に、唇を寄せた。
謝礼の封筒を受け取って建物を出たとき、遥はそっと袖をまくった。手首には、うっすらとベルトの跡が残っていた。駅のホームで、電車を待ちながら、遥はその跡を指でなぞった。指が触れるたびに、検査台の上で動けなかった感覚が、身体の奥によみがえった。
一週間後、真壁から連絡が来た。固定具を改良したので、もう一度試してほしい、という内容だった。遥は返信を打ちながら、手首の、もう消えかけた跡を見つめた。次は、もっと長く。そう一行だけ書き足して、遥は送信ボタンを押した。
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