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【強制絶頂】イッたら負けのゲームで、何度もイかされる遥:vol.3(初めての負け)
神崎は遥のショーツに指をかけ、腰を浮かせるように言った。遥は言われたとおりに腰を上げた。濡れた布が太ももを滑り、膝を越え、足首から抜き取られる。外れかけていたブラジャーも肩から外され、遥は一糸まとわない姿でシーツの上に横たわった。
明かりは消してもらえなかった。天井の照明が、遥の肌を隅々まで照らしている。神崎はタイマーを十五分に合わせ、遥の脚の間に膝をついて座った。両膝を、外側へゆっくりと押し開かれる。閉じようとする力を、遥は自分の意志でほどいた。これは勝負だ。脚を閉じて勝っても、勝ったことにはならない。
開いた脚の間を、神崎はしばらく黙って見下ろしていた。見られている場所が、見られているというだけで熱を持っていく。遥は顔を横に向け、目を閉じた。濡れている。さっきの二回戦で、下着に染みができるほど濡れていた場所が、照明の下で光っているのが自分でも分かった。
開始の音が鳴った。最初に触れたのは、太ももの内側だった。膝の近くから付け根へ、指先が羽のように軽く這い上がってくる。付け根の手前で引き返し、また膝から。何度目かで、指がようやく割れ目の外側の柔らかな肉に触れた。遥の腰が、勝手に小さく跳ねた。
指は外側をなぞるだけで、内側には入ってこない。濡れた肉のふちを、上から下へ、下から上へ。上端の突起の手前まで来ると、必ずそこで引き返す。焦らされているのだと分かっていても、遥の腰は指を追いかけるように持ち上がった。そのたびに、自分で自分を恥じた。
四分。指先が、ついに突起に触れた。布越しとはまるで違った。剥き出しの神経を直に撫でられたような鋭さに、遥の喉から短い声がこぼれた。神崎は突起を指の腹で押さえ、そのまま動かさなかった。押さえられているだけなのに、そこから脈打つような熱が全身に広がっていく。
それから、指がゆっくりと動き始めた。小さな円。二回戦で布越しに描かれたのと同じ速さの円が、今度は直に描かれる。遥はシーツを握りしめ、唇を噛んだ。声は飲み込めても、腰の震えは止められなかった。太ももの内側の筋が、ひくひくと勝手に引きつった。
六分。もう片方の手の指が、濡れた入り口に当てられた。くちゅ、と小さな水音がして、遥は耳まで熱くなった。中指が、第一関節まで沈む。一年ぶりに何かを受け入れた内側が、指の形を確かめるように締めつけた。神崎は指を止め、遥が慣れるのを待った。
慣れるより先に、指は奥へ進んだ。根元まで入った中指が、内側の壁の、腹側の一点を探り当てる。そこを押された瞬間、遥の目の前が白く瞬いた。外の突起を転がされながら、中のその一点を押し上げられる。二つの場所が、一本の糸で引き合うように繋がっていく。
「待って、それ……っ」
声が出た。神崎は指を止めず、やめるか、と聞いた。遥は首を横に振った。やめたら負け。けれど、続けても勝てる気がしなかった。腰の奥で、二回戦で行き場を失った波が、もう一度せり上がってきている。さっきよりもずっと速く、ずっと高く。
神崎は、遥の顔から目を離さなかった。眉が寄り、唇が開き、息を吸うたびに鼻にかかった音が漏れる。その一つ一つを確かめるように、彼は指の動きをわずかに変えた。遥の反応が強くなった場所では同じ動きを続け、弱くなった場所ではすぐに別の角度を試す。まるで遥の身体の地図を、指先で描き直しているようだった。
九分。遥は数を数えるのをやめていた。神崎の指は相変わらず急がない。外では小さな円を、中では一点をゆっくりと押し上げる動きを、ただ規則正しくくり返す。その規則正しさが、遥の身体から逃げ道を一つずつ奪っていった。耐えるための力が、少しずつ溶けていく。
十一分。爪先が丸まり、膝が内側へ倒れそうになった。神崎の膝がそれを外から押さえ、脚を開いたままにさせる。逃げられない。遥は枕に顔を押しつけ、声にならない息を吐いた。あと四分。四分だけ耐えれば、勝てる。頭ではそう分かっていた。
けれど、身体はもう遥の言うことを聞かなかった。中の指が、ほんの少しだけ強く押し上げた。それが最後だった。腰が跳ね、内側が指を締めつけ、目の前が真っ白に弾けた。十二分。遥は声を上げてイっていた。生まれて初めての、自分では止められない絶頂だった。
波は一度では引かなかった。神崎が指を動かさずにいても、内側は勝手に何度も収縮し、そのたびに腰が小さく跳ねた。遥はシーツの上で身体を丸め、震えが収まるのを待った。耳の奥で、タイマーがまだ時を刻む音が聞こえていた。勝負は、もう終わっていた。
神崎がタイマーを止めた。遥の負けだった。三回戦、初めての負け。遥は荒い息のまま、天井の照明を見上げていた。悔しさよりも先に、身体の奥に残る甘い痺れが意識を占めていた。指はまだ中に入ったままで、内側がその形を名残惜しそうに締めつけている。
神崎はゆっくりと指を抜き、遥の顔を覗き込んだ。負けは負けだ、と静かに言った。約束どおり、今夜は最後まで。だが、その前に聞いておく。どうする、と。神崎はそれ以上、何も言わなかった。選ぶのは遥だ、という顔をしていた。
遥は唇を噛んだ。このまま終わるのは嫌だった。負けたまま抱かれるのは、鉄の女の最後としてはあまりにも惨めだ。もう一度勝負をして、帳消しにしたい。そう思う一方で、身体の奥のどこかが、別のことを考えていた。もっと強いルールで、もっと逃げられない形で、試されてみたい。
自分の中にそんな気持ちがあることに、遥は驚いた。見えないまま触られたら、どうなるのだろう。手を縛られて逃げられなかったら。考えただけで、イったばかりの場所がまた熱を帯びた。遥は神崎の目を見た。彼は、遥がどちらを選んでも構わないという顔で待っていた。
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