▶ 名前変換:入力フォームを開く
【妹への歪んだ執着】兄の狂気と催眠の罠:vol.30(兄主導・早すぎる中出し)
指先が離れた直後も、遥の下腹部には熱い痺れが残っていた。呼吸を整える間さえ与えず、ひろしはベッドの端へ膝を乗せる。視線の先には、乱れた寝間着と濡れた肌を隠そうとする妹の姿があった。
身体だけを操る暗示は解けていない。遥は胸元を押さえたいと願うのに、両腕はシーツの上へ置かれたまま動かなかった。声を上げて拒みたい。けれど唇は、兄の次の命令を待つようにわずかに開いている。
(指だけで終わると思っていたのに。お兄ちゃんの目が、さっきより怖い。お願い、私の身体を返して)
ひろしは妹の膝を左右へ押し分けた。すでに濡れていることを許可の証にすり替え、拒絶する意識を見ようともしない。遥の腰は逃げようと後ろへ下がるはずだったが、暗示に縛られた筋肉はベッドへ沈んだままだ。
「遥。僕を受け入れろ」
短い命令が落ちる。遥の脚は意思に逆らって開き、ひろしの腰を迎える角度へ変わった。兄の手もわずかに震えている。その震えにはためらいではなく、初めて妹を支配できる高揚が滲んでいた。
熱を帯びた先端が濡れた入口へ触れる。押し込まれる圧迫に、遥の腹筋が反射的に固くなった。経験の有無とは関係なく、嫌悪する相手を受け入れさせられる感覚は鋭い恐怖となって背筋を走った。
「待って……お兄ちゃん、それだけは嫌……」
口から出たのは拒絶ではなく、震える懇願だけだった。ひろしはその弱い声を聞き流し、腰を前へ進める。狭い粘膜が押し広げられ、内側を擦る熱が一段ずつ深くなる。遥は天井の灯りを見つめた。
逃げ道を探しても、部屋の扉は兄の背後にある。叫べば家族に聞こえる距離なのに、暗示は喉まで固く縛っていた。シーツを握る指だけが、本人の意識を残すように小さく震えている。
ひろしの腰が深く重なった。遥の中へ異物の熱が収まり、腹の底へ重い圧力が届く。彼女は息を止めた。兄は妹の表情を確かめるより先に、覚えたばかりの動きを試すように腰を引いた。
最初の往復はぎこちなかった。角度が定まらず、骨盤同士がぶつかる痛みが走る。それでもひろしは止まらない。手のひらで遥の腰を掴み、逃げない位置へ固定してから、短く速い反復を始めた。
(嫌いな兄に触れられている。身体の奥まで入られている。なのに、どうして私は脚を閉じられないの)
心は明確に拒んでいる。それでも身体は命令を守り、押し戻す力を失っていた。摩擦で増えた体液が結合部を濡らすたび、ひろしは妹が望んでいると決めつける。その誤解が、遥の屈辱をさらに深くした。
兄の呼吸が急に乱れた。まだ動き始めて間もない。だが初めて味わう密着と、妹を所有しているという興奮に耐えられず、ひろしの腰は制御を失っていく。遥は変化する硬さと脈動を内側で感じ取った。
「動くな。もう限界だ」
遥の肩が強張る。妊娠への恐怖が現実の形を持ち、頭の中を埋めた。逃げたいという意識に反して、操られた腕はひろしの背へ回る。抱き寄せるような姿勢まで作らされ、自分の行動が自分を裏切っていく。
「身体の外へ逃がして……お願い、奥には残さないで……」
ひろしは答えなかった。遥の腰骨を両手で掴み、最も深い場所へ押しつけたまま動きを止める。次の瞬間、内側で強い拍動が始まり、熱い液体が何度にも分かれて注ぎ込まれた。
遥は息を詰まらせた。腹の奥へ他人の体温が残されていく。しかも相手は、ずっと遠ざけたかった兄だった。肉体の反応と意思の拒絶が完全に切り離され、涙だけがこめかみを伝って枕へ落ちる。
射精を終えたひろしは満足そうに息を吐いた。だが身体を離そうとはしない。萎えきらないまま繋がりを保ち、遥の両脚を抱え直した。注ぎ込まれたものが外へ流れないようにするかのような姿勢だった。
遥は、せめて脚を下ろしてほしいと頼んだ。ひろしは聞こえないふりをして、膝裏へ腕を差し入れる。腰の角度が変わり、内側に残された熱がさらに深い場所へ押し戻されるように感じられた。
枕元の時計は、日付が変わる直前を示している。明日の朝になれば、家族と同じ食卓へ座らなければならない。何も知らない顔で兄の隣を通り過ぎる未来を想像し、遥の胃が重く縮んだ。
助けを求める相手は家の中にいる。それでも暗示は、今夜の出来事を口外しないよう身体へ命じていた。喉を開こうとするだけで息が詰まり、声は胸の内側へ押し戻される。
ひろしは妹の頬に残る涙を指で拭った。優しさを装う仕草が、遥には何より不気味だった。拒絶を奪っておきながら、兄は二人の間に愛情が成立したと思い込もうとしている。
「怖がる必要はない。これからは僕が全部決める」
その言葉で、遥は今夜だけの被害では終わらないと理解した。大学へ行く時間も、友人と会う予定も、兄の気分で止められるかもしれない。身体の命令権を握られることは、日常そのものを奪われることだった。
(今日だけじゃない。これから毎日、呼ばれるたびに同じことをされる。誰にも説明できないまま、私は家へ帰ってこなければならない)
内側にある異物がわずかに動いた。遥の身体が反射的に強張る。それを感じたひろしは、まだ反応できると確かめるように腰を押しつけた。一度目を終えた直後なのに、次の支配はすでに始まっている。
遥は視線だけを横へ向け、床に落ちた衣服を見た。数歩先にある服を拾う自由さえない。ひろしの腕に脚を抱えられた姿勢で、操りが解ける可能性を待つことしかできなかった。
けれど兄の冷たい目には、次の命令を考える確信がはっきり宿っていた。遥は、一度目より長い時間がこれから始まると悟った。
早すぎる一度目の射精は終わりではなかった。逃げ場を奪われた遥の身体を抱えたまま、ひろしは二回目の支配を始めようとしていた。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。




コメント