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【妹への歪んだ執着】兄の狂気と催眠の罠:vol.31(兄主導・繋がったままの二回戦)
一度目の射精が終わっても、ひろしは遥の身体から離れなかった。妹の腰を抱えたまま、乱れた呼吸を整えている。遥の腹の奥には注ぎ込まれた熱が残り、脚から力が抜けていた。
結合部から漏れた体液がシーツへ広がる。その感触さえ、遥には自分が兄に支配された証拠に思えた。顔を背けようとしても、暗示に従う首はひろしのほうを向いたまま動かない。
(終わったなら離れて。身体の中から出ていって。これ以上は、本当に耐えられない)
しかし、ひろしは妹の内側に残ったまま腰の位置を変えた。遥の両膝を胸元へ押し上げ、身体を小さく折り畳む。逃げようにも脚へ力が入らず、ベッドへ押さえ込まれた姿勢から抜け出せない。
「まだ終わりじゃない。今度はゆっくり覚えさせる」
ひろしの声には、先ほどまでの焦りがなかった。一度欲望を吐き出したことで、妹の反応を観察する余裕を得ている。遥にとって、その落ち着きは乱暴な勢いより恐ろしかった。
柔らぎかけていた異物が、濡れた内壁に包まれながら再び硬さを増す。遥はその変化を逃げ場のない身体の内側で知った。ひろしが腰を引くと、残った体液が薄い膜となって熱い摩擦を生んだ。
「もう無理……一度で終わるって、思ってたのに……」
遥の声は掠れていた。それでもひろしは、終わると約束していないと言い返す。両脚を抱える腕に力を加え、深く届く角度を確かめるように腰を前へ進めた。腹の底へ圧力が集中する。
一度目とは違い、動きは遅かった。奥まで押し込み、遥が息を吐くまで止まり、それから内壁を擦り上げながら戻る。次に来る刺激を予測できるぶん、恐怖は長く続いた。
遥はシーツの上で指を曲げた。爪が布へ食い込み、掌に痛みが走る。その小さな痛みだけが、まだ自分の意思で選べる感覚だった。だが下半身は、暗示の命令に逆らえず受け入れる形を保っている。
(私は望んでいない。身体が濡れても、声が出ても、それは私の気持ちじゃない)
遥は心の中で何度も言い聞かせた。ひろしは肉体の反応だけを見て、妹の嫌悪を存在しないものとして扱う。呼吸が乱れるたびに満足げな表情を浮かべ、さらに深い位置を探った。
兄の腰が重なるたび、内側に残る体液が押し動かされる。濡れた音を強調するような静かな部屋だった。廊下の向こうには家族の生活がある。それなのに、この扉の内側だけが別の世界に切り離されている。
ひろしは遥の手首をまとめ、頭上へ押さえつけた。空いた手で頬を自分へ向け、目を閉じることさえ許さない。妹がどんな表情で耐えるのか、一つも見逃さないための拘束だった。
「好きだと言え。僕にもっとしてほしいと言うんだ」
命令が耳へ入った瞬間、遥の唇が震えた。言いたくない言葉が喉まで上がってくる。歯を食いしばろうとしても顎は力を失い、操られた舌が兄の望む文章を形作ろうとした。
「お兄ちゃんが……好き。もっと奥まで、して……」
自分の声を聞いた遥の瞳から涙が溢れた。ひろしはその涙すら喜びの反応だと決めつける。腰の動きを速め、腹の最奥へ届く位置を繰り返し押し込んだ。
遥の身体は強い刺激に反射し、腰が小さく持ち上がる。本人が止めようとするほど、暗示は反対の動作を選ばせた。兄へ近づく形で身体が動き、逃げたい意識だけが取り残される。
ひろしの息が再び荒くなる。今度は早すぎた一回目とは違い、妹が屈服する様子を十分に味わったうえで終わろうとしていた。手首の拘束が強まり、腰の反復も次第に深くなる。
遥は、二度目も内側へ残されると悟った。拒絶の言葉を作ろうとしても、命令に書き換えられた口は兄を求める台詞しか選べない。心と身体の裂け目が、痛みより深く彼女を追い詰めた。
ひろしは妹の返事を聞くたび、動きを少しずつ強めた。遥が言葉を途切れさせると、腰を止めずに同じ命令を繰り返す。従えば刺激が弱まるわけではない。ただ兄が満足する材料が増えていくだけだった。
遥の膝裏には、抱え上げられた姿勢の痛みが溜まっている。背中はシーツへ沈み、肩甲骨の辺りが熱を持っていた。身体のどこへ力を入れても、兄の体重を押し返せない。
暗示の恐ろしさは、意識を失わせないことにあった。遥は何をされているか理解し、誰がしているかも分かっている。それでも命令された動作だけは拒めず、自分の身体を外側から見ているような感覚に陥る。
(忘れたくても忘れられない。お兄ちゃんは、私が全部覚えていると知ったうえで続けている)
ひろしは、翌日も普段どおりに振る舞うよう命じた。家族の前では笑い、大学にも休まず通い、二人きりになれば呼びかけに応じる。その具体的な指示が、遥の未来を細く区切っていく。
部屋の外で、冷蔵庫の扉が閉まる音がした。誰かが廊下を歩き、やがて別の部屋へ戻っていく。遥は助けを求めたかった。だが唇は、兄に命じられた言葉を繰り返すためにしか動かなかった。
ひろしは周囲の音が消えるのを待ち、再び深く腰を重ねた。慎重さは遥を気遣うものではない。秘密を守り、次も同じ支配を続けるための計算だった。その冷静さが彼女の希望を奪う。
遥の視界では、天井の灯りが涙で滲んでいた。何度瞬きをしても輪郭は戻らない。兄の顔だけが近くにあり、拒絶できない距離から次の命令を与え続ける。
身体の奥で硬さがさらに増した。兄の動きは短くなり、呼吸の間隔も詰まっている。遥は終わりが近いことに安堵できなかった。その瞬間には、また逃れられない熱を残されると分かっていたからだ。
逃げたい意思だけが、最後まで鮮明に残っていた。
繋がったまま始まった二回戦は、遥の意識から最後の逃げ道まで奪っていく。ひろしは妹の腰を最奥へ固定し、二度目の射精を迎える直前まで追い込んだ。
ここまで読んでくれてありがとう
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