【痴漢】声を出せない満員電車の朝:vol.2(濡れてたね)

chikan シリーズのアイキャッチ 犯罪・強制

▶ 名前変換:入力フォームを開く






【痴漢】声を出せない満員電車の朝:vol.2(濡れてたね)

発車のけたたましいベルの音がホーム全体に反響した。
電車の両開きドアが背後で重々しい音を立てて閉ざされた。
車輪がレールを削る激しい金属音を残した。

銀色の長大な車体が滑り出していく。
ひろしは、遥の細い手首を握り締めたままだ。
骨がきしむほどの強大な握力で手首を万力のように締め上げられた。

遥は冷たいコンクリートの上に立ち尽くすしかなかった。
乱れたスーツと捲れ上がったタイトスカートの裾を、朝の鋭い冬風が無情に煽り立てる。
剥き出しになった太もものストッキングを冷気が容赦なく撫で上げ、車内で執拗に擦り上げられた下腹部の異様な違和感が、冷気に晒されることでより一層鮮明に蘇っていた。

手首に食い込む男の五本の指先は、決して逃がさないという冷酷な意志を込めて肉にめり込んでいる。

改札口や階段へ向かい、無数の通勤客が足早に行き交っていた。
厚いウールコートに身を包んだ人々は一様に足元へ視線を落とした。
スマートフォンの画面に目を奪われている。

誰一人として周囲の異常な光景に視線を向けようとはしない。
怯えて立ちすくむ若いスーツ姿の女と、その腕を密着するように掴み上げる男。
その異様な緊迫感を気にする者は、この過密な都会の駅には一人も存在しなかった。

遥は助けを求めて必死に周囲を見回した。
だが、通行人たちの横顔は冷淡な壁となって視線を遮断していた。
助けてくださいと叫ぼうとしても、喉の奥が恐怖で硬く凍りつき、掠れた呼気すら外へ出せない。

会社での立場や積み上げてきた日常を失う恐怖、騒ぎを起こすことへの怯えが、遥の舌を金縛りのように縫い留めていた。

ひろしはその怯え切った表情を冷ややかに見下ろすと、無言のまま遥の手首を強引に引き寄せた。
人の波の隙間を縫うように、乱暴な足取りで引き摺り始める。
男の引く力は抗いがたく、遥は華奢な身体を前傾させ、ヒールを滑らせながら必死についていくしかなかった。

コンクリートを叩く自分の靴音が、耳の奥で虚しく乾いた音を響かせている。
ひろしが遥を誘導したのは、中央階段の真裏に位置する、巨大なコンクリート角柱の影だった。
照明の光が届かず、防犯カメラの視界からも完全に外れた薄暗い窪地。

冷え切った柱のコンクリート壁に、遥の背中と後頭部が無造作に押し当てられた。
逃げ道を塞ぐように、ひろしの分厚い胸板が一切の隙間を残さず覆い被さってくる。

数十センチ先の表通路を、通勤客たちの無数の靴音が絶え間なく通り過ぎていく。
だが柱の深い陰に押し込められた二人の姿に気づく者は誰一人としていなかった。
男の荒い鼻息が、遥の冷えた頬へと生々しい熱を帯びて吹き付けられる。

ひろしは遥の耳元に顔を埋めるように寄せると、濁った低い声で囁いた。

「感じてただろ。電車の中で指を押し当てたら、ぐっしょり濡れてたじゃないか」

その冷酷な一言が、遥の耳の奥を氷の刃のように貫いた。
全身から一瞬で血の気が引き、背筋に冷たい汗が噴き出す。
男の掌がタイトスカートの上から太ももを乱暴に撫で回した。

腰の肉を確かめるように強く揉みしだいた。

「もっと感じさせてやるよ」

否定したいのに、圧倒的な暴力と恐怖の前に遥の唇は震えるだけで言葉にならない。

遥が怯えて顔を背けようとした瞬間、ひろしの太い指先が遥の華奢な顎を力任せに掴み上げた。
骨が軋むほどの力で上を向かされた。
逃げ道を塞がれた遥の視界に男の冷酷な瞳が迫る。

唇の間から、押し殺した微弱な拒絶が零れ落ちた。

「……やめ……っ」

だがその懇願を遮るように、ひろしの分厚い唇が遥の唇へと無慈悲に押し付けられた。
硬く閉ざそうとした遥の歯列の隙間に、男の太い指が強引に割り込んだ。
口唇をこじ開ける。

その隙間から、男の湿った生々しい舌が遥の口腔の奥深くまで暴力的にねじ込まれた。
男性経験のない処女の遥にとって、それは人生で初めて受ける舌の蹂躙だった。
タバコの苦味と男の生々しい体温が舌先から口腔全体へと広がった。

遥はパニックに目を見開いた。

男の舌は遥の小さな舌を強引に絡め取った。
逃げ場を塞ぐように上顎や歯の裏側の粘膜を執拗に舐め回した。
息を吸うことも許されず、遥は喉の奥を詰まらせて苦悶の息を漏らす。

必死に首を振って抵抗しようとしても、後頭部を冷たい柱に押し付けられた。
顎を固定された状態では微動だにできない。
男の喉から漏れる獣のような荒い呼吸音が、至近距離で遥の鼓膜を震わせる。

絡み合う舌と粘膜の擦れ合いから、息苦しいほどの湿った音が二人の口元で絶え間なく鳴り響いていた。
遥の口端から溢れ出した濃厚な唾液が、顎を伝って白い首筋へと冷たく垂れ落ちていく。
すぐ真横を他人が歩いている極限の恐怖の中で、口内を無残に貪り尽くされる恥辱に、遥の瞳から大粒の涙がとめどなく零れ落ちた。

ディープキスによって遥の呼吸と自由を完全に奪い去りながら、ひろしの空いた左手がコートの隙間へと滑り込んだ。
スーツのジャケットを強引に押し開き、薄いブラウスの生地の上から遥の豊かな胸を鷲掴みにする。
下着のカップごと、柔らかく膨らんだ乳房の肉を掌全体で力任せに押し潰すように揉みしだいた。

胸元を走る強烈な圧迫と異物感に、遥の背中がびくりと硬く弓なりに反り上がる。
男の太い指先はブラウスの薄い生地を乱暴に擦り分けながら、頂点にある敏感な先端を捉え、布地越しに強く摘み上げた。
これまで誰の手にも触れられたことのない未開の胸を、赤の他人の荒々しい指に弄ばれる激痛と屈辱。

口を塞がれているため悲鳴を上げることもできず、遥の喉からは押し殺された嗚咽だけが漏れていた。

ひろしは遥の胸を掌の中で執拗に形を変えさせ、下腹部をタイトスカートの上から遥の腰へと強く押し当てた。
スーツ越しに伝わる男の硬い昂ぶりの重みが、遥の下半身を逃げ場なく圧迫する。
胸を激しく揉み解されるたびに、ブラウスの繊維が擦れる鈍い摩擦が遥の胸元を熱く焼き付けた。

男の舌は遥の口内をくまなく探った。
唾液を貪りながら奥へと突き入れられ続ける。
外界の気配とすぐ隣を通る足音が耳に入りながらも、自分はここで汚され続けているという絶望。

身体は恐怖に震え上がり、指先一つ動かすことすら許されない。
抵抗するすべての気力を奪われ、遥はただ瞳を固く閉じ、男の暴力的な蹂躙に耐え続けるしかなかった。

長い蹂躙の末、ひろしがようやく唇をゆっくりと離した。
二人の唇の間に銀色の細い糸が引きちぎれ、遥の顎へと無残に落ちていく。
急激に外気を取り込んだ遥は、肩を激しく上下させ、過呼吸のような乱れた息を繰り返した。

胸元は無残に揉み崩され、ブラウスには男の手の皺が深く刻み込まれている。
口元を唾液で汚された。
涙で頬を濡らした遥を見下ろしながら、ひろしは冷淡に告げた。

「誰にも、見られない場所に行くぞ」

その言葉が、遥の胸を底知れぬ絶望で満たした。

「もっとたっぷり、声を出させてやるからな」

男の声には微塵の容赦もなく、これから行われるさらなる陵辱を明確に告げていた。
遥の心を満たしていたのは、もはや混乱や羞恥ではなく、純粋で絶対的な恐怖だけだった。

ひろしは遥の濡れた口元を親指の腹で乱暴に拭うと、再び細い手首を強く掴み直した。
骨が折れるほどの力で拘束され、遥の口から小さく悲痛な息が漏れる。

「騒いだら、ここで全部脱がせるぞ」

低く冷徹な脅迫が遥の自由を完全に奪い去り、身体を硬直させた。
男は遥の身体を引きずるようにした。
コンクリート柱の深い死角から引きずり出した。

冬の冷たい風がホームを吹き抜け、唾液で濡れた首筋と乱れた胸元を冷ややかに冷やしていく。
周囲には依然として多くの通勤客が行き交っていた。
だが、下を向いて足早に歩く彼らに遥の絶望が届くことはない。

遥は男の太い腕に引かれるまま、逃げ場のない深淵へと一歩一歩歩まされていた。
ヒールの爪先がコンクリートを擦り、乱れたスカートの裾が脚に絡みつく。
胸の奥で早鐘を打つ心臓の拍動が、全身を麻痺させるほどの恐怖となって遥の呼吸を浅く締め上げていた。

柱の死角を抜けた遥の視界の先に、暗い選択肢が口を開けて待ち受けていた。
人通りの途絶えた連絡通路の奥にある、分厚い扉で外界と完全に遮断された多目的トイレ。
駅ビルの片隅にひっそりと佇む、管理用の重い非常階段へと続く冷たい鉄扉。

そして、駅前ロータリーの薄暗い植え込みの影にエンジン音を殺して停車している、黒塗りのワゴン車。
どの場所へ連れて行かれようと、待っているのは常軌を逸した凌辱と暴力的な支配に他ならない。
手首を締め上げる男の指先の熱さが、逃れられない破滅の現実を生々しく遥に突きつけていた。

助けを呼ぶことも逃げ出すことも叶わない絶対的な孤立の中で、遥の身体は小刻みな戦慄を止められない。
濁った朝の光が差し込む駅構内で、遥は底なしの闇へと無残に引きずり込まれていった。

前の話に戻る

ここまで読んでくれてありがとう

選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。

📖 声を出せない満員電車の朝の全ルート↻ 最初から読み直す🏠 他の物語を探す

コメント