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【妹への歪んだ執着】兄の狂気と催眠の罠:vol.30(妹主導に見せかけた騎乗位)
指先で絶頂させられた余韻が残る中、遥はベッドの中央に横たわっていた。脚には力が入らず、呼吸だけが浅く続いている。ひろしは妹を見下ろしたあと、隣へ仰向けになった。
兄の身体には、隠す気のない欲望が表れていた。遥は顔を背けたかった。だが暗示に縛られた首は動かず、視線までひろしへ向けられる。自分の意思で見ているように装わされることが苦しかった。
(見たくない。近づきたくない。なのに身体が、次の命令を待っている)
「僕が好きなら、上に来てみろ」
ひろしが命じる。遥の身体はすぐに反応した。震える腕で上半身を起こし、兄の腰の横へ膝をつく。心は必死に止まれと叫んでいるのに、動作はためらいなく続いた。
ひろしの脚を跨ぐ位置へ移り、遥は両膝で自分の体重を支えた。身体の中心には、先ほどまでの刺激で残った熱がある。兄はその反応を見て、妹も望んでいるのだと満足そうに笑った。
「お兄ちゃんを……私が、受け入れます……」
言わされた言葉が耳へ戻る。遥の頬を涙が伝った。ひろしは涙に気づいても、感動しているだけだと決めつける。妹の手を取り、自分の身体へ触れさせ、侵入する位置まで導かせた。
濡れた入口へ熱い先端が触れる。遥の両脚は逃げようと強張った。けれど暗示は腰を下げるよう筋肉へ命じている。自分の体重が、自分を追い詰める力へ変わった。
最初の圧力で、身体の内側が押し広げられる。遥は息を止め、兄の胸へ手を置いた。押し返すためではない。操られた腕は、体勢を安定させてさらに深く受け入れるために使われた。
(私が選んだように見える。私から跨がったように見える。でも違う。全部、お兄ちゃんに動かされている)
腰が少しずつ下がる。異物の熱が内側を擦り、腹の底へ近づいてくる。ひろしは急がず、妹が主体的に見える形で呑み込む光景を眺めていた。強引に押し倒すより、この形のほうが支配を実感できるからだ。
遥の膝が震えた。筋肉は拒絶と命令の間で疲れ、体重を支えきれなくなる。次の瞬間、腰が大きく落ち、兄の身体が奥深い位置まで一気に収まった。
短い悲鳴が漏れた。腹の底へ重い圧力が届き、視界が揺れる。ひろしは妹の腰を両手で支え、完全に結合した位置から逃がさない。遥は兄の胸の上で荒い呼吸を繰り返した。
「よくできた。今度は、僕を喜ばせるように動け」
命令と同時に、遥の腰がゆっくり持ち上がる。内側を擦る感触が長く続き、抜けきる直前で止まった。それから再び下へ落ちる。本人の意思とは無関係な反復が始まった。
「嫌……私が動いているみたいにしないで……」
遥の訴えに、ひろしは「実際に動いている」と答えた。言葉の罠だった。命令で動かしている事実を隠し、妹の身体が選んだ行為として扱う。そのたびに遥の自尊心は削られていく。
兄の手が腰骨を掴み、上下の速度を調整する。遥の太ももは疲労で震え、姿勢を崩しそうになる。だが倒れることも許されない。ひろしの胸へ手をつき、身体を支えながら動き続けさせられる。
鏡台の鏡には、兄の上へ跨がる自分の背中が映っていた。知らない誰かの姿を見ているようだった。表面だけを見れば、遥が兄を求めているようにしか見えない。その光景が、触れられること以上に遥を傷つけた。
呼吸が乱れ、頬へ汗が流れる。ひろしの身体も熱を増し、次第に下から動きを合わせ始めた。遥の腰が下がる瞬間に突き上げられ、腹の奥へ強い衝撃が届く。
遥は兄の胸元へ視線を落とした。顔を見れば、心まで屈服したと誤解されそうだった。だが暗示はすぐに顎を持ち上げ、ひろしと目を合わせる姿勢へ戻してしまう。
ひろしは妹の涙を見ながら、愛情の告白を要求した。遥は黙ろうとしたが、唇が勝手に兄の名前を呼ぶ。声の震えさえ、恥じらいとして都合よく受け取られた。
(泣いている理由さえ、私のものとして認めてもらえない。何をしても、お兄ちゃんの望む意味に変えられる)
腰の上下が続くにつれ、膝の下のシーツが擦れて熱を持つ。太ももの筋肉は次第に重くなり、身体を持ち上げるたびに細かく震えた。休みたいと願っても、命令は一定の速度を保たせる。
遥の髪が肩から落ち、ひろしの胸へ触れる。兄はそれを親密な仕草だと思い、妹の背へ腕を回した。近づけられたことで逃げる空間はさらに狭まり、呼吸まで兄の匂いに覆われる。
部屋の机に置かれた家族写真が視界へ入った。幼い頃、兄の隣で笑っている自分が写っている。あの頃の記憶まで、今夜の出来事に塗り替えられるようで、遥は目を逸らした。
ひろしは腰を動かすたびに、妹が自分を選んだのだと囁く。暗示で作られた姿勢を、自由な選択の証拠へ変えようとしている。その言葉が続くほど、遥は意識の奥で必死に否定した。
「次は、僕に何をしてほしいか言ってみろ」
命令の意味を悟り、遥の身体が強張った。ひろしは単に行為を続けるだけでは満足しない。妹自身の口から、より深い支配を願う言葉を聞こうとしていた。
遥の腹の底では、異物が熱を増していた。兄の呼吸も少しずつ乱れている。射精まで遠くない。それでもひろしは急がず、妹へ次の懇願を言わせる時間を選んだ。
遥はせめて黙り続けようとした。だが暗示は沈黙さえ許さず、息を整え、兄が聞き取りやすい声を作らせる。本人の拒絶を覆い隠すために、身体の機能が一つずつ利用されていった。
兄が欲しがっているのは、単なる短い返事だけでは決してない。妹が望んで行動したという物語だった。遥はその物語の中で、自分だけが真実を知る囚人にされようとしていた。
暗示に操られた騎乗位は、遥の拒絶を「本人が選んだ行為」に見せ替えた。ひろしは妹の腰を掴み、中出しを懇願させる次の命令を口にしようとしていた。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。



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