【眠る妹への禁断の夜】兄の歪んだ衝動と睡眠薬の罠:vol.8(遥が目を覚ます)

家庭・兄妹

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【眠る妹への禁断の夜】兄の歪んだ衝動と睡眠薬の罠:vol.8(遥が目を覚ます)

遥のまつ毛が、微かに震えた。

深い眠りの底に沈んでいた意識が、肉体に刻み込まれる強烈な違和感によって、水面へと引き上げられようとしていた。アルコールと睡眠薬の泥沼の中で、それでも脳が警告を発していた。下腹部を押し広げられるような異物感と、自分にのしかかっている重たい体温。それが、遥の意識を強制的に覚醒させた。

ゆっくりと、本当にゆっくりと、遥の瞳が開かれた。

焦点の合っていない視界が、まず間接照明のオレンジの光を捉えた。自分の家のリビングの天井。そこから視線を少し下ろすと、すぐ目の前に、見慣れた顔があった。

ひろしだった。

「……お、にい……ちゃん……?」

掠れた声が出た。喉がひどく渇いていた。状況がまったく飲み込めていない。なぜ兄が、こんなに近くにいるのか。なぜ自分の上に覆い被さっているのか。遥の寝起きの脳は、まだそれを処理できなかった。

ひろしの身体が、びくりと硬直した。

二回目を入れた直後だった。遥の身体の奥深くに入り込んだまま、ひろしは息を止めて、目を開けた妹を見下ろしていた。全身から冷や汗が噴き出した。起きるはずがないと思っていた。朝まで眠っているはずだった。でも、遥の目はしっかりと開いていて、ひろしを見ていた。

「……なに……して……」

遥が、小さく身じろぎをした。

その瞬間、遥の顔から一気に血の気が引いた。自分が下着をつけていないこと。脚を開かされていること。そして、自分の下腹部のいちばん奥に、兄の身体の一部が侵入していること。そのすべてが、遅れて遥の脳に到達した。

理解が追いつかない。パニックになり、遥は無意識に脚を閉じようとした。しかし、ひろしの身体が間にあるため、閉じることはできない。逆に、中にあるものが動いた感覚だけが、生々しく内臓に伝わった。擦れるような熱と、押し広げられる痛みが、これが夢ではなく現実だと遥に突きつけてくる。

自分は今、実の兄に身体を開かされ、犯されている。その事実を脳が認識した瞬間、遥の全身が激しく震え出した。寒さではない。本能的な恐怖と、圧倒的な嫌悪感だった。

「……っ! や、だ……! どいて……っ!」

遥はひろしの胸を両手で押し返そうとした。しかし、力が入らない。睡眠薬のせいで腕が鉛のように重く、指先に力が入らなかった。普段から気弱で大人しい遥が、必死に抵抗しようとしている。でもそれは、ひろしの身体をわずかに揺らすことしかできなかった。

「……遥……」

ひろしの声も震えていた。

恐怖だった。見つかってしまった。すべてを知られてしまった。いつもの冷淡な妹ではなく、本気で怯え、自分を拒絶している妹が目の前にいる。その事実に、ひろしの心臓は破裂しそうなくらい早鐘を打っていた。冷や汗が背中を伝う感覚があった。今すぐここから逃げ出したい。でも、逃げる場所など世界のどこにもない。

でも、抜くことはできなかった。

ここで抜いて土下座をして謝ったところで、何かが変わるわけではない。ひろしはすでに一度、遥の中にすべてを出してしまっている。遥の身体からひろしが離れれば、その証拠が遥の目にもはっきりと見えることになる。どうせもう、取り返しはつかない。その暗い悟りが、ひろしの足をこの場に縫い止めていた。

「……お願い……やめて……っ……なんで、お兄ちゃん……」

遥の大きな瞳から、大粒の涙がボロボロとこぼれ落ちた。恐怖と混乱で声が震えている。自分が最も嫌っている存在に、最も触れられたくない場所に侵入されている。しかも自分の家で。両親がいない夜に。その絶望が、遥を泣きじゃくらせていた。

なんでこんなことをするのか。どうして兄が自分をこんな目に遭わせるのか。遥にはまったく理解できなかった。嫌いだったけれど、それでも「普通の家族」だと思っていた。壁を作っていれば、それ以上踏み込んでくることはないと信じていた。その前提が、今夜、最も暴力的な形で打ち砕かれた。自分の部屋で安全に眠っていたはずだったのに、気がつけば下着を剥ぎ取られ、身体の奥まで踏みにじられている。

「……ごめん」

ひろしは、ただそれだけを言った。

最低の言葉だった。謝って済むことではない。でも、それ以外の言葉が見つからなかった。ひろし自身も、自分がやってしまったことの重さに押し潰されそうになっていた。震える声で謝罪を口にしながら、それでも自分の下半身は遥の中に留まったままだった。その矛盾が、さらにひろしを絶望の底へと引きずり込んでいく。

ひろしは遥の抵抗する両手首を、自分の片手で軽く押さえ込んだ。それだけで、遥の抵抗は完全に封じられた。圧倒的な力の差だった。普段の生活では気弱な兄と、冷淡な妹。でも、こういう状況になれば、ただの「男」と「女」の力の差にしかならない。

「……やだっ……放して……っ! 痛いっ……お腹、痛い……っ!」

遥が首を横に振って泣き叫ぶ。処女喪失の痛みと、無理やりこじ開けられている圧迫感が、アルコールが抜けていくにつれて鮮明になっていた。

ひろしの視線が、遥の涙で濡れた顔から、二人が繋がっている部分へと落ちた。そして、ゆっくりと口を開いた。

「……もう、遅いんだ……遥」

掠れた、ひどく暗い声だった。

「……え……?」

遥が泣き止んで、ひろしの顔を見た。ひろしの目は、怯えと絶望の先にある、何か別のものに変わっていた。

「……お前、起きる前に……俺、一回、全部出したんだ」

静かなリビングに、その言葉が落ちた。

遥の呼吸が止まった。何を言われているのか、最初は理解できなかった。でも、自分の下腹部の奥にある、熱くて重い感覚。そして、自分の太もものあたりが、不快なほど濡れている感覚。それが何の意味を持つのか、少しずつわかっていった。

「……昨日の夜、お前のスマホが鳴ったとき……見えちゃったんだよ。今週、排卵日だって……」

ひろしの言葉が、遥の心臓を鷲掴みにした。危険日。その時期に、中に。実の兄が。遥の頭の中で、その言葉が恐ろしい響きを持って反響し始めた。もし子供ができたら。兄との間に子供ができたら。人生が完全に終わる。今まで積み上げてきた普通の大学生活も、友達も、家族という形も、すべてが崩れ去る。

「……あ……うぁ……」

遥の口から、言葉にならない声が漏れた。絶望という言葉すら生ぬるい、完全な崩壊だった。身体の震えが止まらない。目の前が真っ暗になっていく。気弱な遥にとって、それは世界がひっくり返るほどの現実だった。もう涙さえ出てこないほど、息が詰まっていた。

ひろしの欲望が、その遥の絶望を見ることで、再び熱を持って膨張していくのを、遥の内側で感じた。

「……もう、戻れないから……」

ひろしの腰が、ゆっくりと、しかし強い力で動き始めた。二回戦目が始まった。遥は声も出せず、ただ涙を流しながら、自分を犯していく兄の顔を見つめ続けることしかできなかった。睡眠薬で身体が動かない。自分の奥底が蹂躙されていく感覚だけが、ただただ鮮明に響いていた。

遥の地獄のような夜は、まだ終わっていなかった。

窓の外は眠り切ったままで、助けを求める声が届く気配もない。時計の針だけが、逃げ場のない時間を淡々と先へ進めていた。

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