【フルダイブ】VRへ潜る義妹を、童貞の義兄がいたずらする:vol.5(背後から向けられる冷たいレンズ)

sordart シリーズのアイキャッチ 選択肢型・ゲームブック小説

▶ 名前変換:入力フォームを開く






【フルダイブ】VRへ潜る義妹を、童貞の義兄がいたずらする:vol.5(背後から向けられる冷たいレンズ)

証拠を刻むカメラと体位の強要で選択した光が閉じると、美咲の視界は記憶庫の円室へ切り替わった。第27景の現実側の身体は同じ椅子に横たわったままだった。

目の前には脈打つ保存石があり、同心円を描く床が床と仮想衣装へ細い影を落としている。

智樹は第27区画の接続を確認した。第27景では、停止語『強制帰還』と右手の停止動作は、どちらも有効だった。

ベッドに突っ伏させられ、片手でスマホを持った男に背後から貫かれる。鏡やレンズに映る自らの姿を見せつけられる。

「背後から向けられる冷たいレンズ……このまま進めて」。

脈打つ保存石の横で仮想カメラが赤く点灯する。第27景では、保存先は空欄で、映像はログアウトと同時に消える設定のままだった。

美咲は同心円を描く床の中で撮影範囲を確認する。第27景では、顔は影に隠れ、身体の輪郭と触覚値だけが映像へ残る。

第27景の美咲が選んだのは、背後を見せる姿勢だった。仮想側で両手を床へ置き、第27景の智樹のアバターへ背中を向ける。

第27景の現実側では椅子の角度を変えず、触覚変換だけが姿勢を再現する。第27景の智樹は腰ではなく、まず肩甲骨の間へ掌を置いた。

記憶庫の円室の冷たい床が仮想の手へ返る。見えない背後から胸と腰へ別々の刺激が届き、美咲の指が脈打つ保存石の縁を掴んだ。

第27景では、強度は彼女が選んだ範囲の下限だった。第27景の智樹は波形が安定するまで動かず、呼吸が戻ってから次へ進んだ。

記憶庫の円室で美咲が承認へ触れると、脈打つ保存石の縁から細い光が胸元まで走った。第27景では、今回の中心は、背中を預ける姿勢で胸と内腿へ触覚を分けて送ることだった。

第27景の智樹は現実側の美咲へ向き直る。第27景では、意識は仮想世界にあり、瞼も唇も自分からは動かなかった。

それでも同心円を描く床の下にいるアバターは、手を開いたまま智樹を見ていた。許可を出しているのは、その第27景の美咲だった。

智樹の指が胸元へ戻る。第27景では、布を急に引かず、前の場面で開いた隙間へ指先を滑らせた。

現実の肌へ触れた温度が変換され、記憶庫の円室の美咲には内側から広がる熱として届いた。

脈打つ保存石の波形が一段だけ上がる。第27景の美咲は止めず、仮想側で顎を引いて刺激の位置を確かめた。

第27景の智樹は胸の丸みに沿って掌を動かし、先端へ近づく手前で一度離した。焦らされた感覚だけが同心円を描く床へ残った。

触れられなくなった数秒に、第27景の美咲のアバターが息を詰める。第27景の現実の身体には、その表情も声も現れない。

続行の光が脈打つ保存石へ灯る。第27景の智樹は同じ場所へ戻らず、反対側の胸を下からそっと支えた。

指の腹が柔らかな輪郭を押すと、記憶庫の円室の美咲は肩を震わせ、足元の光を踏み直した。

智樹は唇を鎖骨の下へ置く。第27景では、短い口づけを二度重ね、三度目だけを胸の近くへ落とした。

同心円を描く床に映る美咲の影が細く反る。第27景では、停止動作ではなく、次の刺激を待つように両手が床へ戻った。

第27区画の触覚は、強さより長さを増した。第27景の智樹は同じ圧力を保ち、反応を急かさなかった。

第27景の美咲は仮想側で自分の胸元へ手を重ねる。現実で触れている第27景の智樹の指と、画面の手が同じ位置で重なった。

その重なりを合図に、第27景の智樹は背中を預ける姿勢で胸と内腿へ触覚を分けて送ることへ少しだけ踏み込む。脈打つ保存石の緑灯は消えなかった。

刺激が強くなる直前、第27景の智樹はまた手を止めた。第27景の美咲自身が次の一段を選ぶための間だった。

記憶庫の円室の美咲は確認文を読み、右手ではなく左手で続行欄へ触れた。第27景では、停止の合図と間違えないためだった。

許可が届くと、第27景の智樹の手はゆっくり再開する。第27景では、胸への接触と選んだ姿勢の感覚が、別々の波として重なった。

同心円を描く床が淡く明滅し、美咲の仮想の呼吸が短くなる。第27景の現実側は眠るように静かなままだった。

第27景の智樹は静かな身体と画面の反応を見比べ、動かないことを同意の代わりにはしなかった。画面の許可だけを基準にした。

脈打つ保存石へ次の強度が表示される。第27景の美咲は上限を選ばず、一段下の値で長く続ける方を選んだ。

第27景の智樹はその値に合わせ、指と唇の間隔を整える。記憶庫の円室の時間だけが、現実よりゆっくり流れた。

美咲の仮想の膝が揺れると、第27景の智樹はすぐに圧力を弱めた。第27景では、揺れが収まるまで次の入力は送らない。

落ち着いた美咲は脈打つ保存石へ自分から触れ、もう一度だけ同じ刺激を求めた。第27景の智樹は表示どおりに繰り返した。

第27景では、二度目の波は短く、代わりに深く残った。同心円を描く床の中で、美咲の指が衣装の裾を強く握った。

第27景の智樹が手を離すと、現実の胸元には温度と浅い皺だけが残る。第27景では、仮想側の熱は数秒遅れて下がった。

第27景では、次に示されたのは、衣服の内側へ指を進めることだった。第27景の美咲はすぐに押さず、停止欄との距離を確かめる。

記憶庫の円室の出口も同時に開いた。戻ることも進むこともできる状態で、美咲は第27景の智樹のアバターを見上げた。

第27景の智樹は決定を促さず、現実側の衣服を軽く整えた。脈打つ保存石の入力が届くまでは、身体へ触れなかった。

やがて第27景の美咲の指が続行へ触れる。同心円を描く床が白から青へ変わり、次の場面へ向かう道が開いた。

記憶庫の円室の空気は冷たく、同心円を描く床だけが美咲の仮想の頬へ淡い温度を与えていた。

現実側の室温は二十四度で安定し、第27区画の負荷も許容値の半分に収まっている。

智樹は脈打つ保存石へ映る波形と、椅子に横たわる美咲の呼吸を交互に確認した。

同心円を描く床の明暗が変わるたび、仮想と現実の時間には一秒ほどのずれが生まれた。

美咲の右手は記憶庫の円室で開かれ、停止操作へ移れる余裕が残されていた。

脈打つ保存石の縁をなぞる仮想の指が、続行を選ぶ意思を短い光へ変えた。

現実の美咲は眠るように動かず、胸の上下だけが第27区画の進行を伝えていた。

智樹は急がず、記憶庫の円室の表示が緑へ戻るたびに次の接触まで数秒を置いた。

同心円を描く床を受けた衣服の皺が細く浮かび、仮想の姿勢の変化を視覚へ返した。

脈打つ保存石へ次の許可が一つだけ浮かぶ。『四つん這いで振り返らされ、結合部を記録される』。第27景の美咲は内容を読み、停止欄と並んだ承認欄へ指を近づけた。

同心円を描く床が緑へ変わる。現実の身体は無反応のままでも、次へ進む選択は記憶庫の円室の美咲自身が行った。

前の話に戻る

ここまで読んでくれてありがとう

選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。

📖 「好きにして」と告げてダイブする義妹の全ルート↻ 最初から読み直す🏠 他の物語を探す

コメント